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中小企業の経営者こそ先を見越して動こう

2023年07月20日

 

古今東西、色んな人が「ビジネスは正しい考え方が重要」と言っています。

 

正しい考え方を身に付けるためにも、常に自分自身が考えるための材料を見つけていくことが重要になります。

 

私は仕事の中で多くの優れた経営者と出会ってきました。それらの人々は共通して先を見越して動いていました。

 

先に動く事はリスクも伴います。しかし中小企業の経営こそ先に動く事が結果として生き残りにつながります。

 

今回はそのポイントをまとめてみます。

 

 

少しだけ先を見る意識を常にもつ

 

ビジネスを進めていると、目の前のことに集中してしまいます。

 

特に中小企業の経営者はやる事が多いです。ですから、目の前のことに集中するのはしょうがない事です。

しかし、そんな時でも現在地をしっかり俯瞰している立場を意識する事が大切です。

 

 

 

 

目の前の事に集中しつつ、少しだけ先の事を意識するのです。

 

私は現在、複数のビジネスを経営していますが、この考え方ができたからこそ実現できたと実感しています。

 

全く違うビジネスを同時に動かす時に必要なのは俯瞰して見て、考える事だからです。

 

具体的には私は手帳に現状や、未来、課題などを書く事で意識をしていました。

 

書くことによって常に忘れないようにするだけでなく整理して俯瞰する事ができるようになりました。

 

 

逆算をする考え方をもつ

 

先を見る事と少し矛盾するようですが、ビジネスをゴールから逆算することも大切です。

 

ゴールから逆算して取り組むことができれば、自分自身が今どこに向かおうとしているのかが分かります。

 

複数のビジネスであればそれを360度の視野を確保しつつイメージする事になります。

 

イメージができることによって今、目の前のことにより集中することができるようになります。

 

中小企業の経営においては自社の事だけでなく周りの様々な状態を把握しつつ舵取りを決める事が必要です。

 

座標のように今やっていることがどこに向かおうとしているのかがわかるから全力を出すことができます。

 

視界がクリアになると、経営の判断が自然と良くなります。ゴールから逆算すると、自社の行くべき方向が理解し易くなります。

 

 

先を見ながらペース配分する

 

ゴールから逆算するという事は先を見た動きができるという事です。

 

先を見た動きができるという事は、会社のスピードも把握できます。スピードを把握できることによって自分自身が、今どういったスピードが早いか?遅いか?具体的に理解できます。

 

あたりまえですが、ペースが遅いのは経営にとって致命的なので早くする必要がありますのでそれを具体的アクションにもっていきます。

 

自社だけでは解決しないなら、外部の専門家や外注化なども検討する必要が出てきます。

 

 

 

 

マラソンと同じでペース配分は経営においても大切なものになります。

 

稀にですが逆にスピードが早いという事もあります。その際も少し先を見て課題を見つけて、その課題をクリアしていくことが必要です。

 

具体的には社員の不安や不満がないか?キャッシュフローの状態などを再検証していく事が重要になります。

 

 

常に検証!検証!

 

中小企業のビジネスは思ったように進まないことの方がほとんどです。

 

だからこそ前もってクリアできる問題があれば、クリアして障害物を減らす事が大事です。

 

しかし、あたりまでですが、その問題が何かわからなければクリアすることもできないので、常に検証を重ねる事が必要になります。

 

勢いだけで検証を怠る中小企業の経営は上手くいきません。検証を重ねる事のみが経営の結果につながります。

 

検証とは、数字です。どんぶり勘定ではなく数字で考えていく事が重要です。

 

数字は嘘をつきません。自社にふりかかる将来のリスクであったり、問題というものを改善していくための羅針盤が数字です。

 

そのうえで取り組みを決めなければ、当てずっぽう経営になってしまいます。

 

そのためには、税理士を含めて数字を常に検証する習慣が必要になります。

 

ちなみに、売上を常に伸ばしている会社が月次決算をしています。あなたの会社はいかがでしょうか?

 

中には月次決算をいやがる税理士さんもいますが、そのような税理士は決算の数字をまとめるだけの税理士で経営を理解していない可能性が高いです。

 

税理士も見直す必要があるかもしれません。

 

 

まとめ

 

中小企業の経営者として、日々どれだけ先を見て行動ができるのか?その重要性をお伝えしました。

 

そのために強調したい事は、経営者だけで抱え込まないという事です。

 

専門家を上手く活用しましょう。多少のコストはかかりますが経営失敗による損失を出すよりはマシです。

 

不透明な時代だからこそ、自社なりの「解」をもちその答え合わせのために先を見越していきましょう!

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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