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中小企業経営者がやってはいけないビジネスの考え方

2023年07月12日

 

今回、中小企業の経営者がやってはいけないビジネス思考についてまとめたいと思います。

 

私自身、中小企業を経営していますし、コンサルタントとして多くの会社経営者のサポートをしてきました。

 

その中で感じた生の考え方ですので参考にしていただくと幸いです。

 

 

安売りはしてはいけない

 

まず中小企業の経営者としてやってはいけない事は、自社の商品サービスを安売りすることです。

 

安売りすると言う事は、イコール自社の価値を落としている事に等しいです。

 

特にサービスを売っているのであれば安売りはけっして良い結果には結びつきません。

 

 

しかし、実際に大手企業との勝負のために自社の商品サービスを安く提供していく事は、多くの会社がやっていることです。

 

しかし、安売りは圧倒的な資本力がある大手企業のやり方・ビジネスモデルです。長期的に続けるのは難しいのが現実です。

 

コンサルティングの仕事の中でよくお伝えする事は、安く売ることではなく、いかに高く売ることができるのか?考えてみましょうといったことをお伝えしています。

 

価値を高くするためにはどうすれば良いのか?その価値を安くするのではなく逆に高くするための付加価値はどうすればいいのか?変化させるのです。

 

結局安売りをする事は、自社の価値を下げ、結果として悪いお客様を集めることにもなってしまいます。

 

高くても買ってくれるという価値やお客様を作っていくことがビジネスの鍵です。

 

そんな上手い話あるの?とお思いの方はぜひ、リサーチして下さい。中小企業でも価値を増大させて上手くビジネスをしているところは多くあります。

 

絶対に覚えていてほしいのは安ければ売れるというのは幻想です。安くても価値がないものをお客様は買いません。

 

 

社長が自ら行動しない

 

コンサルタントの仕事で多くの経営者とか関わっていく中で「口だけ」の経営者にも多く出会いました。

 

夢は語るのですが行動しない、人にやらせるなどで結果として上手くいきません。

 

中小企業の経営者は行動する事でしかチャンスを得られません。動かないと結局、時間もお金も無駄になります。

 

また、コラボ的に何か一緒に企画を立てた時にでも、社長自ら動かない会社はコラボ先にも迷惑をかけます。

 

一緒にビジネスを立ち上げても、結局やると言っていたことをやらずに、その場しのぎで逃げる経営者も実際に多く見てきました。

 

 

私も過去にかなり痛い目を見てきましたので、ここは強調しますが、結局本気でやろうと思う人は行動します。

 

これは決断と覚悟の問題だと思います。能力や資本の問題ではないのです。

 

 

利益を追求しないビジネス

 

ビジネスを始めるときには、売り上げを伸ばしていくことも大切ですが、売り上げが伸びることよりも、利益を残すことができるかどうかが大切になります。

 

利益の低いビジネスを取り組んでしまえば、売り上げを作るための労力であったり、コストをかけたときに、本来自分が得られる利益が少ないと、ビジネスを継続していくこと自体が難しくなっていきます。

 

例えば今のように物価が上がっている中では、仕入れ原価が上がっていきます。仕入れ原価が上がってくれば当然ですが利益幅が少なくなってくるので、この利益幅が少なくなると言うこと自体が、自分自身のビジネスをスケールしていくときには大きな原因となることもあります。

 

だからこそ利益の高いビジネスということを最初に考えておくことが必要だと思いますし、利益の高いビジネスに参入していくことも大切だと思います。

 

利益の低いビジネスを選んだときには会社の将来にも関わります。長期的に考えたときに経済がどうなっていくのかも併せて考えていく事が経営者の責務です。

 

 

自社だけで考えない

 

現在、私はコンサルタント業、マーケティング支援業、福祉など多様なビジネスをしています。

 

その時に必要なのは自社だけでビジネスを考えないという事です。他社・他者と組む事が大事です。

 

他社・他者と組む事は、一緒に協力しながらビジネスをやっていかなければいけません。

 

その際には利益はもちろんですが、ビジョンや価値観を共有できるか?という事は大切な要素です。

 

 

私はビジネスとして考えるのであれば、組む相手は自分以上に何か長けている人と組まなければいけないと思っています。

 

自分自身の得意分野と一緒にビジネスをやる人の得意分野を掛け算として考えられるのであれば、当然ですがビジネスがスケールしていく可能性は高くなります。

 

でも掛け算で考えたときに、自分自身の中の力があるとすれば、相手が1の力しかない場合にはビジネスの成長は見込めません。

 

だからこそ一緒に組んで仕事をしていく他社・他者は、掛け算として成立する人でなければならないのです。

 

ただ、仲が良いだけとか、知人という関係の人とビジネスをやっても掛け算は見込めません。

 

そこは特に中小企業の経営者として組む相手と自社をしっかり分析すて掛け算にする事が大切です。

 

まとめ

 

今回は中小企業の経営者がやってはいけない考え方についてお伝えしてきました。

 

私の経験から学んだ事なので書きにくい事もありましたがストレートに書きました。

 

今回の記事はコンサルタントとしての私自身が大切にしている考え方でもあります。

 

少しでも参考になればこんな嬉しい事はありません。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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