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経営者に向いていない人の特徴

2022年10月27日

 

これまで多くの経営者と会った経験から言うと明らかに経営者に向いていない人もいました。

 

 

そのような人はお金を儲けているけれど社員の入れ替わりが激しかったり、常に借金に追いまくられていたりと大変そうでした。

 

 

本人も大変かもしれませんが、周りの人間にも負担が多くかかっています。

 

 

今回は残念ながら経営者に向いていない人の特徴を挙げてみました。

 

 

慎重すぎる人

 

会社を経営していく中で必ず「攻め」と「守り」の局面が出てきます。

 

 

慎重すぎるという事はリスク回避をしているようですが経営では必ずしもそうではありません。

 

 

プロジェクトの発動について部下にGoサインを出すか、出さないか、新しい事業に乗り出すか、やめておくかなど小さな決定から社運をかけた重要な決定まで「タイミング」が必ずあります。

 

 

 

それを慎重すぎるあまりに「タイミングを逃してしまう」とそれが取り返しのつかない事になる可能性があります。

 

 

スピード感のある現在のビジネスシーンでは慎重すぎる人は経営に重要なタイミングを逸します。

 

 

「攻め」と「決断」を適切に行うためにも慎重すぎる事は経営者には向かない要素になります。

 

 

感情的な人

 

経営において感情的な人は客観的に物事を見る事ができない可能性が高いです。

 

 

感情的になる人は、言うまでもなく喜怒哀楽を感じやすいという性質をもちます。

 

 

経営においては実は「喜」「楽」は意外にも少ないものです。むしろ「怒」「哀」の気持ちをもつ事が多いです。

 

 

そうなるとネガティブな感情が先行してしまうという事になり明らかに経営には不利です。

 

 

なぜなら経営者は会社の先頭に立ち社員を引っ張る役割があるからです。

 

 

常にネガティブな感情の経営者だとその下の社員はそれ以上にネガティブな感情をもってしまいます。

 

 

優れた経営者は朗らかな(少なくても社員の前では)人が多く、自分のネガティブな悩みや弱さを簡単に外には出しません。

 

 

感情的な人は自分自身のコントロールという観点から経営者には向かないです。

 

 

数字に弱い人

 

数字に弱い人は経営者として会社を引っ張っていくのに合っていません。

 

 

では、優れた経営者は皆、数字に強いのか?と言えば必ずしもそうではない事もあります。

 

 

しかし、そのように数字に弱くても優れた経営をしている人は必ず自分のブレーンや税理士など補完する手段をもっています。

 

 

かつて自動車産業の王だったヘンリー・フォードはある新聞社から「無知な平和主義者」と酷評されました。

 

 

そこで裁判になり、ヘンリー・フォードは相手の弁護士から学力を問うようないじわるな質問をたくさん浴びせられました。

 

 

それに業を煮やしたヘンリー・フォードはこう言いました。

 

 

「そのような質問をするなら、私はあなたに言っておきたいことがあります。

私のデスクの上には、たくさんのボタンがあります。その中の正しいボタンを押しさえすれば、私が必要としている知識を持った部下がすぐ来てくれます。

私がどうしてあなたに答えるために、一般的知識を全部詰め込んでおく必要があるのでしょうか?」

 

 

優れた経営者は自分の足りていない部分をしっかり把握してそれをしっかり補う手段を持っています。

 

 

もしも、ただ数字に弱く補う手段も持ち合わせていなければ会社は続きません。

 

 

数字に弱い人は経営者には向かない可能性が高いです。

 

 

他責思考の人

 

他責思考とは、自責思考とは真逆の考え方で、失敗やうまくいかなかったことに対し、その原因(責任)を自分以外に求める考え方です。

 

 

経営者は文字通り経営責任者であり、すべての責任があります。そこで社員や景気、他の原因に逃げる事は経営放棄に等しいです。

 

 

 

やっかいなのは自分で他責思考である事を自覚していない経営者です。

 

 

例えばコロナ禍の中で同業でありながら成長した会社と衰退した会社の二極化した状況はよく見受けられました。

 

 

何が違ったのか?といえばそれは自責思考つまり原因を自分(自社)に向けて考えたか?そうでなかったか?というものです。

 

 

私の知っている会社ではこれを機会にと経営のスリム化を図り利益をあげる部署を強化してコロナ禍をのりこえていました。

 

 

これは他責思考では出来ないものです。他責思考の人は経営者としてはかなりリスキーです。

 

 

人を信用する事ができない人

 

人を信用できない人は経営者として会社を成長させる事ができない可能性があります。

 

 

既に会社を経営している人でも部下や後進が育っていない会社は経営者が人を信用する事ができない事が多いです。

 

 

特に事業承継などは会社を託す人を信じなければいつまで経っても出来ません。

 

 

会社経営は絶対に一人では不可能です。そのうえで人を信用するという事は会社を維持成長させるための一里塚です。

 

 

また、人を信用できない人は自分自身にも自信が無い人が多いです。その感情が回りに回って他人に、そしてまた自分にと負の連鎖をつくる事もあります。

 

 

人を信用するという事はビジネス以前の大切な事です。

 

 

時間にルーズな人

 

個人的に経営者に一番向かない人はこの時間にルーズな人だと思います。

 

 

時間にルーズという事は相手の時間を尊重していないという事ですし、相手そのものを尊重していないという事に繋がります。

 

 

企業であっても人と人のご縁が大切です。時間がルーズな人はご縁を繋げないので会社の成長になりません。

 

 

また、時間にルーズな人は「自分には甘く他人に厳しい」人が多いです。シンプルに考えてもこのような人を信用できません。

 

 

時間にルーズな人は自分が出来る範囲内で物事を考えようとせずに他責思考です。

 

 

時間という誰にとっても有限で大切な資源を無駄にするという事はそもそもビジネスに向いていない!と言えるのではないでしょうか?

 

 

まとめ

 

今回は経営者に向いていない人の特徴を挙げました。

 

 

書きながら私の周りの優れた経営者を思い出すと、今回挙げた要素を持ち合わせている人は皆無でした。

 

 

という事は今回挙げた要素が一つでもあれば経営者として不適格なのかもしれません。

 

 

でも、気づけば変える事はできます。私も自戒しながら成長していきたいと思います。

 

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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