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中小企業の経営者の敵「無駄」を考える

2023年09月06日

 

 

日々、忙しく仕事をしているつもりでも無駄な事や無駄な時間、無駄な取り組みが生まれている事があります。

 

 

特に注意しなくてはいけないのが、自分としては当たり前のようにやっていている行動でもそれが実は当たり前でない事もあります。

 

 

つまり、惰性や長年の習慣みたいな中で仕事をしている場合です。

 

 

今回は経営者として経営の無駄に気づき改善するきっかけにするために見直すヒントをお伝えします。

 

 

そもそも無駄を知るには?

 

仕事の中で自分がどんな無駄があるのか実際にチェックしていく必要があります。

 

 

経営者なので他人から指示される機会は少ないはずです。

 

 

そんな環境では自分自身がやっていることに対して無駄なものがあると考える事もないし、無駄が無いか検証する機会もないでしょう。

 

 

 

個人的には無駄をチェックするために第三者的な視点を導入する事が一番効果的だと思います。

 

 

同じ経営者に頼むのも良いですが、忖度しない専門家に協力してもらう事は大切です。

 

 

専門家に洗いざらいチェックしてもらう事で初めて何が「無駄」なのか明るみに出ます。

 

 

自社検証、自己検証も大切ですが、スピードを上げて会社経営に活かすなら専門家に協力してもらいましょう。

 

 

そのうえで出てきた無駄を把握したらやっとそこから効率的な改善の取り組みがスタートできます。

 

 

改善の状況をチェックする

 

専門家にチェックしてもらい、出てきた無駄を今度は改善する実践が必要になります。

 

 

そのためには進捗具合は客観的にチェックしていく事が不可欠になります。

 

 

それをふまえて、改善がビジネスに対してどのような成果が出ているのかを確認していくことが必要です。

 

 

もしも、ビジネスに成果が繋がっていないのであれば、今やっている事は無駄になる可能性が高いです。

 

 

ただ成果と言うものが数値的なものとして現れるものもあれば、数値的には表せないものもあるので、これもきちんと専門家の助言を得る事をおすすめします。

 

 

特に、自社の弱い部分の強化だったり、良くない部分を捨てる事は成果が出るまで時間がかかる事もありますのでしっかり見極めましょう。

 

 

例えば、人材配置の無駄を改善するとしたり、在庫の無駄を改善するとしたら人事やタイミングなどですぐに成果につながりにくいです。

 

 

でも、無駄を改善する事で長期的に必ず良い結果を得られますので改善の評価をしっかりしていきましょう。

 

 

また、経営者として考える無駄と、それがビジネスにおける成果とを分けて考える必要がある事もあります。全部の全部数値化をしなくても、今やっていることがどのような成果につながっているかを正しく判断していく必要があります。

 

 

スキマ時間は大丈夫ですか?

 

経営者の仕事も、経営上の事もスキマ時間が必ず発生しています。

 

 

これを放置しない事も経営にとっては大切な事になります。

 

 

このスキマ時間をなくして社員をとことん働かせようという話ではありません。不必要な移動や会議・打ち合わせなどもスキマ時間と言えます。

 

 

これはスキマ時間?と考えるだけでも、時間を生み出すきっかけになり、無駄をさらに省いていくためのポイントにもなってきます。

 

 

僕は例えば出張に出かけたときに、通常は30分前に到着をするようにしているので、車の中で30分過ごすといったことも多いです。

 

 

目の前にあるスキマ時間をどのようにすれば売上アップや仕事効率化に使えるか?社員はなかなかそこまで考えません。

 

 

経営者としてそんなスキマ時間を上手く活用するヒントを示せればそれだけでも価値があります。

 

 

習慣を見直す

 

無駄を省くことによって時間を生み出すことができるのであれば、その時間を使ってさらに仕事効率化できるようになります。

 

 

その意味でも習慣はとても大事ですが、今の習慣がほんとに正しいかどうかと言う事は定期的に見直していく必要があると思います。

 

 

 

経営者として自身も学び続け成長してその背中を社員に見せる事は大事です。

 

 

私はやりませんが、喜々としてゴルフに行く姿を社員に見せるのはいかがなものかな?と思います。

 

 

経営者が常に努力し続けるのは当たり前ですし、そのような習慣に社員も自社のビジネスもアップデートしていけると思っています。

 

 

すべては経営者の習慣にかかっているとも言えます。

 

 

習慣を大事にしなければいけないのは当然ですが良い習慣をどのように作っていくのかも大切です。

 

 

習慣は生き方であり、生き方は習慣なのです。

 

 

まとめ

 

無駄を省くためには、経営者としての自分の習慣を見直していく必要があります。

 

 

それ無しに社員に無駄を省く事を求めるとそれは経営者の横暴と誤解されます。今の状況を正しく分析し、その正しく分析した状況から、理想の状況に近づけていくためにも無駄をしっかり把握しましょう。

 

 

リストラは経営者として最後の最後に引くカードです。そのカードを使わないためにも日頃から無駄をなくし経営を健全化していきましょう!

 

 

 

 

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