世界的に見てコロナのパンデミックは落ち着きを見せ始めています。
日本もこれから人の流れが以前の状態にだんだん戻る事が予想されます。
その流れであらためて地域活性化が大きなテーマになります。
今回は経営者として地域活性化とビジネスをどう考えればいいか?をまとめました。
地域にこそマーケティングが必要
現在も地域から都市部への人口や働き手の流出が止まらない状況です。
そんな時に必要なのはまず地域の価値をあらためて再認識する事が大事です。それはまさしくマーケティングなのです。
このような事をお話するとすぐに「ゆるキャラ」とか「特産品」みたいなモノに注目してしまいがちですが実際はもっと幅広いものです。
まずは地域に住む人自身が新しい地域の魅力を再発見し、そしてそれを広めていくという積み重ねが必要になります。
その際はマーケティングの基本であるリサーチが肝になります。
こんなものあたりまえと思うものにこそ他地域の人から見て魅力的なものがあります。
そのためにもリサーチが重要になります。
マーケティングからブランディングへ
一般的なビジネスにおいてのマーケティングはどんな意味でしょうか?
マーケティングにはさまざまな定義があります。やや広義に捉えると、マーケティングとは「顧客の欲求を満たすために企業が行うあらゆる活動の総称」といえます。
具体的には、顧客のニーズを探るための市場調査・分析、それらにもとづく商品企画・開発、開発した商品を知ってもらうための広告宣伝活動・プロモーションなどがマーケティングに含まれます。
さらに簡略化していえば、「商品を効率的に売るための仕組みを作ること」がマーケティングです。
そのためにはブランディングが必要になります。ブランディングとは「●●といえば□□□」とイメージさせる事です。
「秋旅行といえば京都」「高級馬具ブランドといえばエルメス」のようにお客様にシンプルにイメージさせるものです。
地域においてはもう少し多角的になります。地元の人、消費者視点、商品の三方から見てのブランディングが必要になります。
地域活性化を継続させるためには?
人の流入を途絶えさせないためには、一度訪れた人にその土地の「ファン」になってもらい、何度も足を運んでもらうことがポイントです。
リピーターが定着すれば、新規の流入は自ずとついてくるからです。
そのために「一度訪れた人に満足してもらうにはどうしたらいいのか」といった分析、工夫が必須です。
地域ぐるみで「点ではなく面」の魅力を創出し、長期的な視野でじわじわと地域のよさを知ってもらう動きが大切になります。
地域ぐるみを継続させるためのポイントとして地域にきちんとメリットがなくてはいけません。
きちんとお金が落ちる仕組みを構築する事は大事な事です。そのためには助成金や補助金頼みの仕組みは長続きしません。
知恵と地域の力を活用するには行政主導ではなく民間主導の方が上手くいくケースが多いです。
箱物をドカンと作るよりも人と人をどうつなげるか?に注目していく事が重要です。
地域活性化実例
平成19年 総務省 特色ある地域活性化事例より
平成19年 総務省 特色ある地域活性化事例より
平成19年 総務省 特色ある地域活性化事例より
平成19年 総務省 特色ある地域活性化事例より
平成19年 総務省 特色ある地域活性化事例より
平成19年 総務省 特色ある地域活性化事例より
平成19年 総務省 特色ある地域活性化事例より
平成19年 総務省 特色ある地域活性化事例より
平成19年 総務省 特色ある地域活性化事例より
平成19年 総務省 特色ある地域活性化事例より
まとめ
地域活性化で必要なものとなると「お金」「人材」が真っ先に挙げられるはずです。
しかし、最も必要なのは地域の活性化においての夢を描いたりビジョンを示したりすることです。
いわば青写真を描くポジティブなマインドをもつ人材こそが地域活性の力になります。
それを現実化させるためのマーケティングを経営者として地域に届けてあげる事が私たちに求められているのではないでしょうか?
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。